[実証実験ニュース]デジタル円(DigitalJPY)&中央銀行デジタル通貨(CBDC)案内所
最終更新日:2023年4月16日
株式会社イナズマデジタル

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各国中央銀行のCBDC実装実験状況一例:
実証実験を通して、資金決済から証券決済、クロスボーダー決済などの実装も含めて、各国の中央銀行は分散型台帳技術の検討を進めている。
参考)日銀レビュー>2022-J-16
日本、欧州 | Stella(ST) ステラ [ホールセール型CBDC] |
カナダ、英国、シンガポール | Jasper(JA) ジャスパー [ホールセール型CBDC] |
シンガポール | Ubin(UB) ウービン [ホールセール型CBDC] |
タイ、香港 | Inthanon-LionRock(IL) インサノン・ライオンロック [ホールセール型CBDC] |
スイス | Helvetia(HE) ヘルベティア [ホールセール型CBDC] |
中国、UAE、タイ、香港 | mBridge エムブリッジ [ホールセール型CBDC] |
米国(NY連銀) | Cedar(CE) シーダー [ホールセール型CBDC] |
豪州 | Atom(AT) アトム [ホールセール型CBDC] |
豪州、マレーシア、シンガポール、南アフリカ | Dunar(DU) ダンバー [ホールセール型CBDC] |
フランス、スイス | Jura(JU) ジュラ [ホールセール型CBDC] |
フランス、シンガポール、チュニジア | フランス銀行(BdF) [ホールセール型CBDC] |
英国、BIS | Rosalind [リテール型CBDC] |
香港、イスラエル、BIS | Sela [リテール型CBDC] |
モンテネグロ(CBCG) | Ripple社と実証実験 |
サウジアラビア | Aber [ホールセール型CBDC] |
[CBDCの根幹となる技術]DLTとRTGSとは?
① DLT(分散型台帳技術)とは?
分散型台帳技術とは、複数の金融システムをまたいでマネーや資産に関する台帳情報を管理するデータベースのことを指す。暗号試算(仮想通貨)で使われている基幹技術であり、複数のノードによって資産や取引情報を保有できるため、セキュリティ面や即時性がメリット。例として、プロジェクトmBridgeにおいてDLT開発が確認されている。
② RTGS(即時グロス決済)とは?
現在の金融システムでは時間や手間がかかる、中央銀行と市中銀行間の情報のやりとりをよりシームレスに行う金融システムの基盤。国内では、三菱UFJ信託銀行が進めているステーブルコインの発行・管理基盤など、メガバンクならではの強みが見られます。海外ではイングランド銀行がリップル社と共同で開発を行うなど、RTGS開発が進んでいる。
[SDGsとの連携]
・デジタル通貨フォーラムによって行われているCBDC関連の実証実験の一環として、電力取引の実績や購入先の情報をもとに、脱炭素の実態を可視化するものや、公道を走るバスで環境価値を付加したデジタル通貨決済の検証があることを踏まえて、今後SDGsの動きとも連携してくることが想定される。
[主な情報源]デジタル通貨関連サイト
・日本銀行>中央銀行デジタル通貨
・日本銀行>調査・研究>ワーキングペーパー・日銀レビュー・日銀リサーチラボ>日銀レビュー・シリーズ2022年
・世界経済フォーラム >金融および通貨システム
・BISイノベーションハブ
・CBDCトラッカー(各国の実装状況を可視化したサイト)
[提携サイト]



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